冬、皮膚の痒み

昨日は大寒。一年で一番寒い時期ですね。

さて、今回のテーマ。よくあるお悩みです。

“痒み”と“痛み”どちらが耐えられるか?

“痛み”のほうが圧倒的に多いのではないかと勝手に想像しています。

 

“耐えがたい痒み”

掻き毟れば後からさらに強い痒みが襲ってくるという悪循環。

想像しただけでも痒くなりそうです。

 

西洋医学では、ヒスタミン遊離~~~というメカニズムですが、

中医学では何パターンかの主な原因があげられます。

1、血虚

2、陰虚

3、湿・熱

4、1~3のどれか、あるいは全部が混ざり合っている。

5、その他(免疫異常など)

 

1は、字の通り“血の不足”です。したがって血を補えば痒みは治まります。

2も、字の通り“陰の不足”です。したがって陰を補えば治まります。

  “陰虚”の症状は分かりやすいですよ。夜間に痒みが出やすいのです。

3は、“余分な熱”“余分な湿”がある状態です。しかし、この二つが結びついたときに痒みが出ます。

どんな時か?まず、湿から考えましょう。これは湿気の湿余分な水分です。胃腸機能が弱っていたり、気の流れが悪い時(感情が関係することが多い)に溜まりやすいです。。

そこに、熱が加わると“痒痒”の症状が出ます。

次に、熱について。熱は、外的・内的どちらもあります。

外的には、冬であればこたつに入る。お風呂に入る。というあたため行動に伴い湿と熱が結びつき“痒痒”症状に至ります。

内的には、ストレスがかかり、じっと我慢していたり、怒っている状態が続くとそのストレスが熱に変化し湿と結びつきます。

この場合。外的要因があるときは、まず、湿を抜くと温まっても痒みは出ません。

内的要因がある場合は、湿と熱を一緒に抜くと痒みはなくなります。

痒みは根本原因に対処しなければ半永久的に続きます。

ステロイドに頼るのが嫌になったら、漢方で根治してください。

効きますよ