アレルギー性喘息・花粉症

春の陽気とともに鼻やのどに違和感が出始めます。

先日も、『アレルギー性喘息とはじめて診断されました。孫もそうです。遺伝もあるのでしょうか?』とご質問がありました。

 

中医学で言うと、風湿熱・風寒湿などの症に当てはまり風邪に似た症状が出てきます。症状は、その人の弱い臓に出ることがあり、『肺は嬌臓(弱い臓)』ですので肺に関連する症状が出やすいです。

次に、肝・脾の不調が日ごろからありストレスを受けやすい・水液代謝が悪いなどの体にとって無駄な物質が多く蓄積していれば悪化しやすいです。

西洋医学では、最近は免疫療法も盛んになってきているようですね。

 

花粉症の人は、上述のように体に無駄な寒・熱や水がたまりやすいので油断すれば喘息・アトピーのようなアレルギー性の疾病になりやすい傾向があります。

体質・遺伝もあるとは思いますが、食生活・生活習慣を変えるとかなり変化は見られます。

この時期、疲れないようにして、十分な睡眠を確保し、辛辣な物・生もの・揚げ物・脂肪類・お酒の量を減らし、生姜や大根のスープをとるようにしてください。

少しは、過ごしやすくなると思います。

 

遺伝は、胎児が母親の熱を受けるとアトピーやぜんそくになりやすいと言われています。そのため、妊娠期のお酒やたばこは避けましょうと言います。

しかし、辛辣な食事や母親のストレス。血の不足などによっても引き起こされることがあるので、妊娠期はよほど気をつけなければ、胎児の健康を害することがあるのです。

これを遺伝と言うのか不注意というのかはわかりませんが、一度起こったアレルギー性の疾病は気長に無駄な物をなくせば出にくい体になります。

不思議と、生薬にその作用をするものがあるので困っている人は試してみてはいかがでしょうか?

 

実際に、アトピーの治療を漢方でした人はアトピーが出なくなると同時に花粉の季節も怖くなくなったと言われる人が多いです。