毎年来るとわかっているのに、実際に来ると参ってしまうこの暑さ。夏バテもそろそろ出てくることでしょう。
万年美人では毎日体質改善のための漢方相談に来られる方とお話しするのですが、美容漢方も取り入れているため綺麗でいたい女性たちと美肌についてのお話で盛り上がることしばしばです。
そこで、よく話すことですが“紫外線によるシミ”ってどれくらいあるのでしょうね?
実は、夏にできたシミは代謝の悪さと関係があることが多いのです。
例えば、子供は大人よりも無防備に紫外線を浴びているのにシミがない。また、東南アジアの女性は日本人程紫外線対策をしていないにもかかわらずシミが少ない人多いですね。
代謝の低下とともに不要産物が体内に蓄積しシミとなって顔に現れます。
簡単にいえば、肩こりの凝った部分を取ってやるだけでも顔色は変化します。
暑いときは、暑さに体を順応させようとして『冷房や清涼飲料で体を冷やし過ぎている』事が多く、これが立秋以降も続くため自然の涼に気がつかず自ら代謝を低下させているのです。
夏の暑さ対策が代謝を落とし冷えを招き血瘀水停を作りシミができる。というのはシミのメカニズムの一例にしかすぎませんが、逆にこの暑さを利用して代謝をUPすれば次の季節に有効な体が作れます。
養生学で言う“夏季養陽”です。
健康的に代謝を上げていることによって、免疫力が向上しあらゆる病気になりにくい体が作れます。(甲状腺機能亢進症などの方は逆に体力が奪われますのでしないでください。)
まずは、しっかり汗をかくこと。
冷たいものはほどほどに。
できれば朝にお粥を取ってしっかり汗をかけば1日すっきりとした体で過ごせますよ。
忙しい現代人には難しいかもしれませんが、休みの日だけでもやってみる価値はありますよ。