幼少のころからアトピー体質ではあったが、数年前から胸部や腹部、首筋などに湿疹が酷く出来始め掻くと出血。
夜間には、痒くて眠ることもできない。
下着に触れる部分は浸出液が出てきて皮膚科に行っても一向に治らない。
との、ご相談がありました。
体には酷く熱がこもり、放散しようとする状態で皮膚に赤味が出易く出血にまで至ったのでしょう。
漢方薬を服用し出して10日くらいたつと、
夜間は痒みがなく眠れるようになり出血もほぼなくなりました。
疲労時に出てくる口内炎も出なくなりました。
1ヶ月過ぎた頃には、
浸出液が仕事をしている時のみ出てきて下着を脱ぐ時皮膚が引っ張られて痛みが出る。
という状態でした。
2カ月頃には、
下痢をするようになり、その頃からどんどん肌が改善していきました。
赤味が消えてきて、浸出液も出なくなり、2カ月だった月経周期も正常に整いPMSも出ない状態になりました。
漢方薬を飲んで下痢をすることは珍しいことではありません。
腸から体に溜まっていた不要な物質を除去することで解毒します。
そのため、この方のように赤味の強い熱性の皮膚病の方は下痢をしだすと泄熱されて、改善していくケースが見られます。
これは、改善の一過程です。
表に現れる症状が良くなっただけです。
根本的に改善すれば今後このような症状を一生見なくても済むようになります。
先は長いですが、この先二度と困らなくて済むように最大限力になりたいと思っています。