痒みは痛みよりも辛い!
と、個人的に思っています。
長年の皮膚病がある方は、あの手この手で少しづつ体の中を整えて痒みを軽減していきます。
ある程度整ってきた頃には、原因になる症状だけが残っています。
胃もたれと痰は痒みの原因になりやすい症状です。
胃もたれは胃、痰は肺。
別々の場所のようですが、どちらも関係があります。
中医学では『胃は生痰の器、肺は貯痰の器』と言われます。
痰が切れにくい時に焼き肉をお腹いっぱい食べてみると、途端に痰の量が増えて呼吸困難になることがありました。(苦しいのでお勧めはしません)
胃や肺がもともと弱く痰が作られやすい体質のことを指します。
このような体質の痒みを持った方は、この体質を改善していくと自然に痒みも消えるようになります。
痰は、吐いて見えるものは有形の痰。
体の中で外に出ないものは無形の痰と呼ばれます。
痒みを引き起こすのはほとんどが皮膚に近い無形の痰ですが、
有形の痰や胃もたれは無形の痰のサインでもありますので、とても大切です。
痒みは、体の中に原因があることがほとんどです。
長引く痒みには漢方薬をお勧めいたします。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。