胃癌切除後に抗がん剤治療をしていると、膝から下の浮腫みが酷くなりその部分の皮膚が張ってピカピカするようになっています。
と、ご家族のご相談でした。
胃は体幹部のほぼ中央にありますが、手足と非常に関係します。
冷えている時に温かいものを食べると、足先や手の先がじんわりと温まっていく感覚を知っておられる方があると思います。
中医学では、手や足と臓腑は経絡という線でつながっていると考えられています。
お灸や、針や足裏マッサージもそうですね。
直接胃を処置するのではなく、遠穴から胃を治すことがあります。
この方は、逆で胃がないために足に水分が溜まってしまいます。
病院からもらっている利尿薬は効果はあるけれども別の場所からの水分もなくなり、のどの渇きが酷くなるそうです。
この方には、本来胃が足に対してする作用のような漢方薬をお渡ししました。
漢方薬は、無駄な水分だけを体外に排出して必要な水分はとどめてくれるために口の渇きが酷く出ることはありません。
植物の本能なのでしょうか?
いつも不思議に思います。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。