風邪をひきそうな予感がする時に、いろいろな方法で体を温めることをします。
こちらのお客様は風邪をひく時の中医学理論をご理解いただくのが早いので、風邪のひき始めにお電話をしてこられます。
寒邪だと思います。
温めても変化がなく、悪化もしないけどすっきりもしない。
どうしたらよいでしょうか?
お近くの方ですとすぐにお越しになれますが、他府県の方はそういうわけにはいきません。
そんな時は決まって『濃いめの生姜湯』を飲んで汗をかいてください。
それでもだめなら近くの薬局でこういう銘柄の漢方薬を買ってのんで汗を出してください。
と指示をします。
風邪は万病のもとというのはどこから来たのかは分かりませんが、
昔の人はこう考えたようです。
病邪は人の体の弱いところ虚に乗じて侵入する。
外側の免疫といったところでしょう。
ここで防御できない時は一歩進んで入ってきます。
放っておくとどんどん入ってきます。
外側の免疫の部分を助ける時は発汗させると早く病邪を追い出せます。
そのために汗を出させるお薬や生姜湯。酸辣湯やチゲなべでもいいですね。
もう一歩入ってくると発熱します。体力も消耗します。
回復も遅れます。
そのため、外側の免疫のステージに病邪がいる時に追い払うほうが軽い症状で済みます。
漢方薬の風邪薬の種類は非常にたくさんあります。
病邪のステージに合わせられています。
決して葛根湯だけではありません。
早めに治すためには、悪寒を感じたらすぐに知識のある人から今のステージに合ったお薬のご購入をお勧めいたします。