アトピー性皮膚炎が幼い頃からあり、できれば完治させたいと漢方薬でコントロールを始められた方が、徐々に痒みの回数や範囲が減ってきています。
冬にはじめられたので2カ月半くらいの期間です。
2週間ほど前から花粉症と思われる痒みが毎年あるのでお分かりになるのですが今年はマシになっていますとご報告を頂きました。
花粉症の症状は肺の症状なのですが、中医学では肝腎の働きとも非常に関係しています。
ストレスがかかることを肝鬱と言います、最近では西洋医学でもイライラする人に花粉症は多いということも言われています。
これは、中医学の肝の作用です。
一方腎が強い人は、肝のコントロールができるので感情のブレが少なくて済みます。
今回のアトピー性皮膚炎の方は、肝腎両虚が強くそのコントロールができるように漢方薬で調整をしました。
肝腎両虚は、ストレス・睡眠不足・疲労が続くとなりやすい症状です。
日常生活を自然のリズムに合わせると改善しやすい部分でもあります。
中医養生は日本で言う病後の養生とは違い、病気にならない養生を言います。
季節、1日の時間に合わせた飲食起居のことです。
漢方を服用しなくても知っておくととても役立ちますよ。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。