月経周期におけるある期間、多忙時など決まった時に必ず出ていた頭痛がこの一か月間は5・6回だけ。
鎮痛剤の服用もない、我慢するほどではない頭痛だったそうです。
来店当時は、痛くない日の方が多いくらいでした。
原因もいろいろとあったのですが、一番の原因は忙しすぎることによるストレスだったようです。
ストレスを発散して体に影響しないようにしてくれる漢方薬を使用しました。
早い段階で効果はあったのですが、日々お仕事をしながらですのですぐに頭痛がなくなるというわけにはいきませんでした。
ストレスの多い方にいつもご説明するのは、コーヒー・チョコレート・カレー・タバコ・お酒などの発散する品の摂取についてです。
ストレスや長時間の緊張状態がある場合は、気が滞ってしまいがちです。
気滞証です。
気の滞りは、血と津液を滞らせ瘀血証、痰湿証の原因になります。
先に書いた発散する品を摂取すると血や津液の巡りが良くなるため、体は楽になります。
そのため欲します。
良い方に行けばよいのですが、これらの持っている熱性が体に残ると次にストレスを受けた時にさらに体に熱がこもりやすくなり、その熱を持ったまま気滞になります。
これを繰り返すことでどんどん悪い熱が体に溜まってしまいますので、ストレスが多い時はなるべく発散する品ではなく、めぐらせる品をとるようにしましょう。
物足りないかもしれませんが、少し香りの強いハーブティや米菓(おかきなど)に切り替えてみてください。
悪循環をなくすことでストレスに強い体を作ることができますよ。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。