淫羊藿・イカリソウ

この写真の植物はすべてイカリソウと言います。

先日、鶴見緑地の花博記念公園で『世界のイカリソウを知る、上手に育てる』というセミナーがあり受講してきました。

 

この花は船の錨に形が似ているのでこのように命名されていますが、昔は三枝九葉草と言われていたそうです。

世界には52種類存在するそうですが、今年になって大半の種を所有する中国が48種から8種にまとめてしまうそうです。(講師の方も驚かれていました)

 

中国がたくさん所有しているということは、もちろん漢方薬になるのです。

漢方薬は、主に葉の部分を使用します。

呼び名も変わり、『淫羊藿』(いんようかく)別名:仙霊脾(せんれんひ)と言われます。

オスの羊が交尾をする前に葉を食べるところからこの名がつきました。

効能は、精力増強はもちろん老化防止に遣います。

補腎陽の作用が強いです。

 

漢方薬局にいるだけでは、乾燥して刻まれた植物しか見ることがないのでこの講座を受けて新鮮さを感じました。

園芸用の説明だったので、どのような方法で美しい花になる様交配させるかの説明でしたが、私は育てて葉を採集してみようと思いました。

即売もしておられたので葉の部分がたくさんつく品種を購入しました。

葉が多いと花が小さく写真のような華やかさはありませんでした。

 

家庭菜園ですので、少量取れれば自分用のお茶にして飲んでみたいと思います。

講師の先生曰く、花はお茶としても飲めるそうです。

 

今はまだひと株しかありませんが、何年かして増えるといいなあと期待しています。