漢方薬を服用後5日目で、症状はまだ変化はありませんが気持がとても楽になりました。
とおっしゃったかたは、あることがきっかけで胃腸のだるさや痰が多くでたり、気持が焦ったり落ち込んだり。
誰しもあることですが、長引くと体がおかしいのではないかなあ?と不安になります。
病院での検査値には何も出てこないため医師からは『気のせいだ』と言われて、何の解決にも至らず、悔しい思いをした。
こちらでも、『気』のせいですよ。と言いますが、少し違います。
気の巡りの悪さのせいですよ。
気は上下内外に移動し正常に働けば体の機能を正常に保つことができますが、
停滞したり、下に行くはずの気が上に上ったり、内向きの気が外に出ようとしたりすると
お腹が張ったり、のぼせたり、眠れなかったりします。気持も落ち着きません。
そんな状態が長く続くと、血や津液(正常な水分のこと)も影響を受けます。
血や津液は正常に流れなければ、ドロドロしたものに変化し、酷いと塊を作ることがあります。
このような状態を瘀血、痰湿と呼びます。
酷い状態でなければ検査値にも異常は出ません。
そのため、医師は病気と判断しなかったのでしょう。
日本における西洋医学には未病は含まれていないため、『気のせい』で処理されます。
一方中医学には未病は含まれているため、『気滞』『気鬱』などと言う病名があります。
そして理気、行気などの治療法があります。
病院では病気でなくとも、ご本人がおかしいと思われる場合は未病のことが多いです。
そんな時は中医学の知識を生かした漢方薬を飲まれると効果があるかもしれません。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。