『寝ている時間の症状』
痒みだったり、眠りの浅さ、夢が多い、おねしょだったり。
いろいろとあります。
眠っている間の体の状態を中医学的に表現すると、
『陽』-体の活動を支えるエネルギー(動こうとするエネルギー)
『陰』-体の休息を支えるエネルギー(静止しようとするエネルギー)
西洋医学的に簡単に表現すると
『陽』-交感神経
『陰』-副交感神経
少し意味合いが違うところもありますが、このように仮定します。
眠っている間は、陽が内に入り陰が表を覆い陽気が動き出そうとしなければ安眠です。
この陰陽のバランスは1日の時間により変化します。
お昼間は、夜の逆になります。
『寝ている時間の症状』が出やすい人は、陰虚(陰の不足)になっていたり陽気が落ち着かない場合が多いです。
たとえば、寝る直前までパソコンやスマホの操作をしていると頭がさえすぎることがあります。
これは、陽気が落ち着いていない場合の典型です。
眠れたとしても、浅眠や夢が多いです。
眠りは、漢方薬などに頼らなくても陰を増やすことのできる唯一の方法です。
その時間に陽気が暴れてしまっては、陰を増やすことができません。
むしろ、陰を消耗してしまいます。
自然に良い陰を得るために、眠る前に眠る準備をお勧めします。
瞑想やストレッチ、アロマやハーブティもいいと思います。
リラックスする時間をとってから眠りについてください。
とっても質の良い睡眠と補陰ができます。
『寝ている時間の症状』も軽くなりやすいですよ。
暑い季節ですので、更に質の良い睡眠をとってくださいね。