中医美容法の本の中に『玉容散』という有名な処方があります。
有名なものですが漢方薬ではないため漢方薬局でお尋ねになってもご存じないかもしれません。
美容マニアはご存じだと思います。
これは美容パックに使用するものだからです。
美容と美食にこだわったとされる西太后が使用していたものとして大変有名なのです。
西太后が中年期に差し掛かった頃に肌のきめが粗くなり、シミができてきたので2人の中医を呼び寄せ診察治療をしてもらい、この2人が経過を反復して研究と論証してできた妙法だというのです。
そのおかげでしょうね、西太后は74歳で生涯を終える時も皮膚は少女のように白かったと言われます。
もちろん、食事が良かったことはかなり影響していると思いますが。。。
最近では、この『玉容散』を石鹸に混ぜたりしていることもあるそうですが、本来の使用方法は、卵白4分の1に適量を溶かして洗顔後に顔に塗ります。
10日を1クールとして使用するのがよいそうです。
食事が整っている方で、シミが気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
中国本土でシミと言えば『真珠膏』が有名です。
こちらはまたの機会にしたいと思います。