『体脂肪がドーン』というような不健康な映像がコマーシャルでも定番になり、その漢方薬がすべてを解消してくれるように勘違いしてしまっている方も多いようです。
こちらでの取り扱いのない商品のご相談は基本的には受け付けていませんが、ご相談のついでにあの薬は自分には合わなかったどうしてかなあ?
とご相談を受けることがあります。
漢方薬の基本となる中医学は日本では知らない人がほとんどです。
このお薬が合わなかった人と中医学の考え方を例にしてみますね。
中医学には体質とお薬の『寒熱虚実』を見極めてその偏りがないところまで治療してあげることを基本とし、偏りが一時的な範囲でコントロールできるように日々の養生をします。
この方の体質は熱性体質です。
この方の脂肪は熱により蓄えられやすい性質の痰熱・湿熱の部類に入ります。
一方、この方の飲んだお薬は熱性に偏る性質があります。
熱+熱=大熱
のぼせたり、血圧が上昇したり、汗が止まらなく疲労いしてしまったりというような症状が現れやすいです。
飲み続けることで、熱性が強くなりすぎて飲む前よりも体調が悪化することがあります。
では、どのようなお薬がよいのでしょうか?
寒性の性質をもったお薬はいかがでしょうか?
熱+寒=平
体の負担なく体脂肪のコントロールができるようになりますよ。
手に取りやすい市販薬は、販売する側も種類が多すぎて分からないことがあるようです。
体を壊してからでは遅すぎますね。
飲む前に正しい知識を持った人に相談することが大切だと思います。
漢方薬は、中国、韓国、台湾と違って日本では健康食品と同じように扱われることがあります。
これは、法律の違いだけであって体に与える影響に変化はありません。
ご自身の体が大切だと思われる方は専門分野に特化した薬局でご購入してくださいね。
お困りの際は、ぜひご相談くださいね。