少しだけ辛いものを取り込むメリット

今日は立冬です。

 

最近めっきり寒くなってきたので、大好な酸辣湯を作ろうと『沙茶醤』と『香酢』を使用してやや辣の効かない湯を作りました。

辣を効かせるために、ラー油も自分で作りたくなったので、やってみようと思い作りました。

ついつい手前みそで自分の作ったものは食べたくなってしまいます。

まだ熟成させていないのでゴマ油のにおいが強いのですが・・・

 

朝のおかゆに入れると中華粥風になり、以前作っていたニンニク黒酢に混ぜて鶏がらスープを注ぐと簡単な中華風のスープになります。

辛いものは普段は食べないのですが、この時期に少しだけ取り入れると発散する力があるので体が良い方向に向かいました。

寒いと血流が悪くなるために水分がたまりやすく、鼻水が出やすく体が重くなりますが、少し取り入れることで温まり体が軽くなります。

肌の発色も良くなります。

 

食養生を知ってしまうと、自分の体調と食事の内容を合わせて良い方向に進むようにコントロールしたくなるため辛いものは控えてしまうのです。

ついつい、和食が一番といいがちです。

 

しかし、ラー油を作る際に面白いと思ったことは使用する油をゴマ油にすることです。

不飽和脂肪酸だからということもいいと思いますが、ゴマの持っている働きと、唐辛子の持っている働きが相反するものなのです。

ゴマは内向き下向きの働きをします。唐辛子は外向き上向きの働きで発散させます。

うまくバランスをとっているなと中医学の国ならではの調味料に感心してしまいました。

 

やっぱり辛いものなので汗をかきやすい方は、酢と合わせて収斂させる食事にする工夫が必要です。

 

風邪をひきそうなときはお薬より前に酸辣湯!

薬食同源で寒い冬を乗り切りましょうね。